【ヰセキ】乗用田植機 NP50/60/70/80の実機説明会に行ってきました

ヰセキ埼玉支社で行われた乗用田植機 さなえ NPシリーズの実機を使った説明会に行ってきました。


通常は、農機具部の担当が行くのですが、Web担当の私も勉強のため参加してきました。


ヰセキさんには、

「とうとう来ましたか~!勉強していってくださいね~」

と声をかけられました。


実機が4台あって、ヰセキの田植機開発担当者が分かりやすく説明して下さいました。



まずは、エンジンの始動方法から。


ガソリンエンジンのGタイプは、

ハンドルの下にあるチョーク(黒いぼたん)を引いてからエンジンをかけます。


座っていると見にくいですが、場所を覚えてしまえば大丈夫ですね。

右上の鍵をひねります。

 

緑の四角の3つある「あぜクラッチ」ボタンを押すことで、1,2条だけなど自動で選んで植付できます。

 

以前は、レバーだったのがボタンになり、運転席が広くなっています。

上のオレンジのダイヤルは、油圧感度調節ダイヤルです。


緑の方は、高さ調節。


油圧 4 ローター 6 が標準ですが、圃場が固い場合は、連動して動かして下さい。



左のレバーは、PTO、移動と書かれていますが、NPシリーズは、今まで目視で行っていた左に寄せるのをピタッと自動で出来る機能があります。

 

「ピタよせ」です。

 

レバーを「ピタよせ」に入れると、植込杆が1、2回回転します。 あぜとの境の端の方は手植えをしないといけなかったのが、機械でぴたっとできます。

 

レバーを入れっぱなしの場合は、2回以上は回らないので何度も同じ場所に植えてしまうということがありません。

 

やり方としては、

①PTOにして②植付に入れ③ピタよせに入れます。

④P(パーキング)を解除 ⑤HSTレバーを思いっきり7~8割倒します。

その間は、ピーピーピーと音がなっています。

晴れた日でも見やすいパネルになりました。

田んぼに入らなくても畔から20kgの肥料が載せられます。



電動苗レール。


畔から苗の補給が出来ます。


こちらも田んぼに入らなくていいので楽ですね。

右側は、手動の苗レール。


オプションで両側に電動を付けることも可能です。


但し、ボタンは1つなので両方動きます。

枕地をならすローターです。

 

さなえDXローター

 

このローターが枕地をならすので枕地ならしが不要です。

肥料をまく施肥の機械。


F型についてます。


赤い矢印のある白いボックスは、ハンドルを回すだけで施肥量が全条調節できます。

カバーがかかっていて見にくいですが、移動の時に落ちないようにシャッターがついています。


カバーも「スカート」と呼んでいましたが、肥料がこぼれて錆の原因とならないようにカバーがつきました。

レバーでワンタッチに肥料が排出できます。


レバーが排出のまま移動しようとするとピーピーと音が鳴って知らせます。

ベルトに突起があるので、苗を保持し確実に送ります。

新ロータリ&ロング樹脂ガイドで、確実に苗を保持して、キレイに植え付けます。


グリスキャップを外してメンテナンス方法を説明していました。

整備の仕方の説明用にカバーが全部外してあります。


右側にバッテリーがあるのでメンテナンスがしやすいです。

写真の真ん中に小さい黄色のキャップがあります。


ここにもグリスを入れますが、NP用にエポネックスSR No.0を使います。


長持ちするようにNP用にグリスを変えました、と話されていました。

ヰセキは、川崎重工のエンジンを使っています。


冷却水は、年1度交換して欲しい、とのことです。

また色々な勉強会に参加したいと思っているので、参加したら報告しますね。