この辺りは稲刈りまっただ中です。
農機具部は忙しく飛び回っています。
今日は、大安だったのでサタケの小型色彩選別機 「ピカ選」1000を納品させて頂きました。
普段は、事務所で仕事なのですが、勉強になるから来てみてと社長に言われたのでお客様宅で見学させていただきました。
お客様は、三ヶ尻でご夫婦2人でお米を栽培されています。
三ヶ尻米は、天皇にも献上されたおいしいお米と言うことでブランド米として個人のお客様に直接販売されたいとのことから、色彩選別機を購入いただきました。
まず乾燥機でお米を乾燥させます。
乾燥したお米が、いちばん右の籾摺り機に入りもみ殻を取り除きます。
次に真ん中の色彩選別機で、カメムシに食べられて黒くなってしまったお米や青い未熟なお米を取り除きます。
一番左が、パックメイトで小さなお米を選別し、粒のそろった綺麗なお米を30kgに袋詰めします。
籾摺り機から来たお米を左側でまず流して、選別します。
その後、もう一度右側で再チェックして選別します。
大きな字と分かりやすいイラストのパネルです。
矢印を上に押すと選別基準を厳しくできます。
以上の所に出ている数値は、現在どれ位あるのかを表示しています。
u.8は少ないです。60とか70になったら選別基準を変更します。
選別されて基準以下のお米は、下の排出口から出てきています。
合格したお米がパックメイト(はかり)の方に来ています。
小さなお米は、こちらに排出されます。
これは、みその原料などに使われます。
30kgに袋詰めされたお米を移動するのにも機械があります。
数メートルの移動でも袋の数が多いと腰が疲れますので、大きな規模で行っている方や腰の悪い方にお勧めです。
排出されたもみ殻は、もみがらホイホイにヌカロンを付けて集めます。
(もみがらホイホイもヌカロンも当社で取り扱っています。)
今年は、米の買い取り価格が安すぎて、米農家の方は「このままだと続けられないなぁ~」という声も聞こえます。
でも、一方で、お店で並んでいるお米は、買い取り価格の下げ幅程値段が下がっていません。
その分中間の業者様のマージンになってしまっているような気がします。
各農家さんが個別にお客様に販売しているのも多いですが、すべてを直接販売するのは難しいです。
農家さんから直接買っていただけるような仕組みを作れないかぁ~と日々考えているのですが、なかなか難しいですね。
色彩選別機は、農家さんが出荷する自分のお米の品質をよくするための機械です。個人のお客様に出荷する場合、色彩選別機にかけてある、というのも売りになると思います。
今回のお客様は、色彩選別機の請負も行うことも考えているそうなので、興味がある方は当社までご連絡ください。
もちろん、色彩選別機の購入をお考えの方はお問い合わせください。