当社のお客様は、70代、80代でもお元気な方が多く、農業で体を動かし、頭を使うことが長生きのこつなのではないかと常々感じます。
その中で60代の方は若手になります。
(そんなことを言うと、30代の私はひよっこです。)
定年退職後、本格的にブロッコリーとネギの栽培を始めた馬場様にお話を伺いました。
Q 定年前は農業はされていたのですか?
A お米と家の前で手のかからない家庭菜園をしていました。
畑は、草退治だけでした。
Q いつから本格的に始めましたか?
A 3年前からです。
Q なぜブロッコリーとネギにしたのですか?
A 飲み屋さんで一緒に飲んでいる方が専業農家で、始めるならおしえてあげる、と言ってくれたからです。
Q 始めてみて大変なことは何ですか?
A 人手が足りないことです。人力でねぎを出荷するには、
掘って→根っこと葉っぱをを切って→皮をむいて→箱詰めする
という作業が間に合わず、出来高が足りなくなってしまうことです。
ブロッコリーは、今年は高いですが、相場が動きすぎることです。
畑の管理も時期を逃すと雑草が生えてしまって、1人だと人手が足りないと感じます。
Q どこに出荷していますか?
A 市場とJAの直売所です。民間の直売所にも出したことがありますが、
それぞれ利点、欠点があります。
市場 → 相場に左右されるが、まとめて出せる。規格が厳しい。
JA直売所 → 自分で値段が付けられる。自分でパック詰めや小分けにする手間が必要。
民間直売所 → 最低価格が決められている。
市場で規格外のブロッコリーが、直売所だと大きくて喜ばれるなど、消費者と流通の好みのちがいもあるようです。
Q なぜ当社を選んでいただいたのでしょうか?
A 社長とも同世代で、昔から知っていて、会社の雰囲気がいいからです。
もし、自分が就職して一緒に働くならこの農機具屋さんがいいと思いました。
困ったらすぐに来てくれるので、小回りの良さもポイントです。
Q これからどのようにしていく予定ですか?
深谷市のねぎ部会に入ると、会費や会議はありますが、土壌分析など無料で受けられるので、よりよい野菜を作っていこうと思っています。
以上、楽しい雰囲気の中でお話し頂きました。
代々農地を持っていても、農業が「嫌い」、という方もいれば、「好き」という方もいます。
「好き」な方は、始めると楽しくて、楽しくて仕方がない、と話していた女性もいました。
暑かったり、寒かったり大変なこともあるとは思いますが、
農業を「好き」「やりたい」と思っている方の農作業が楽になるような機械を提案して、
困ったときは、すぐに駆けつける農機具屋でありたいと思っています。
深谷市近郊で就農をお考えの方は、是非当社にお声掛けください。